|
都営バス深川自動車営業所(とえいバスふかがわじどうしゃえいぎょうしょ)とは、都営バス路線のうち江東区南部(一部同区北部、墨田区に乗り入れ)、中央区、千代田区などを運行する路線を担当する営業所であり、東京都江東区東雲2丁目〔営業所・窓口一覧 東京都交通局(2013年4月4日閲覧)〕に所在する。 最寄り駅は東雲駅、最寄りバス停留所は深川車庫前である。営業所内には東京都交通局の職員研修所と職員住宅である東雲寮、都営バス車両の整備工場がある。営業所記号はSを用いる。 == 沿革 == * 1942年2月:東京市内の路面交通事業統合により、江東区東陽町に洲崎自動車営業所を開設。 * 1944年3月:太平洋戦争激化により洲崎営業所を廃止、江東営業所に吸収される。 * 1947年8月:江東営業所洲崎分車庫として再開。 * 1949年3月:洲崎営業所として昇格。 * 1968年5月 :洲崎営業所を江東区東雲に移転、局有地にあった東雲分車庫と統合して深川自動車営業所に改称。同時に洲崎営業所の跡地に東陽操車所を開設。 * 1972年11月:ハイブリッドバスの試験運行を初めて実施。 * 1979年4月:豊住操車所を開設する。 * 1991年6月:東雲庁舎が竣工。 * 1991年7月:東雲庁舎に港区芝浦から自動車整備工場と職員研修所が移転。 * 1992年:リフト付きバス導入。中央区より「銀ブラバス」の運行を委託し、営業を開始。 * 1994年:CNGバス導入と同時に、CNG充填設備新設。 * 1999年:CNGノンステップバスの導入を開始。 * 2003年8月:燃料電池バスの試験運行を海01・東16系統で開始。 * 2004年3月:木11甲系統の短縮に伴い豊住操車所を廃止。 * 2004年12月:燃料電池バス試験運行終了。 * 2009年4月13日:IPT(非接触給電)ハイブリッド車の試験運行を都05系統にて実施。 * 2009年4月24日:IPTハイブリッド車、試験運行終了。 * 2011年12月:IPTハイブリッド車を再運行(S-W777)。車体デザインを大幅に変えた試験車として東京モーターショー期間に運用。 当営業所の前身は、東陽町駅至近にある東陽操車所の向かい、現在都営アパートの建つ場所にあった洲崎営業所。 戦中いったん廃止されたものの、戦後江東の分車庫として営業を再開、1949年には営業所として独立した。当時は、19(→東19→門19)、26(→秋26)、27(→東21)の3系統を担当していた。その後、33系統(→業10)、61系統(→東15)が相次いで開業したことにより、管轄する路線は東雲、豊洲地区へと延びることとなった。 以上のように、豊洲や東雲地区に路線が延びたことにより、1961年には東雲分車庫を開設した。しかし、需要が拡大していくことにより、洲崎営業所の土地は狭小となり、このため東雲分車庫とあわせて東雲鋼材置場に1968年、新たに深川営業所を新設することとなった。当時の地図を見ると周りは野原であったが、鉄鋼団地や辰巳団地など工業、住宅の両面から発展を遂げることとなり、これらへの旅客輸送を担うこととなった。 しかし、1988年の有楽町線新木場駅開業により、豊洲や辰巳地区におけるバスの優位性は崩れ、橋14、東18両系統が廃止、門19系統も再編された一方、都市新バスの都05系統が設定された。 平成に入ると、東京都交通局の芝浦にあった研修所を当地に移すこととなり、あわせて営業所も若干北方に移動し新たに東雲庁舎が完成した。この際、当営業所は整備工場などが併設されたため、都営バス全営業所の車両の整備も行うこととなり、都営バスの中で中心的な役割を果たす営業所となった。また、13号地と呼ばれたお台場地区の開発が進むこととなり、この方面への路線が積極的に新設されることとなった。 その後、大江戸線やりんかい線の開業による再編、および営業所間での路線の移管が行われたため、当営業所は主に江東区・中央区南部の路線を所管する営業所となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「都営バス深川営業所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|